チームの歴史
- 1984年
「創部秘話」
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【OB会初代会長 教育学部34期 中谷智喜】
皆さんは「タッチダウン」というアメリカンフットボール専門誌をご存知でしょう。この存在がなければ和歌山大学にアメフト部は生まれていなかったかもしれないのです。
部を創設した私と、同期の宮脇冨美男は共に他大学を中退しての和歌山大学入学組。体育系クラブには入りたいが、既存クラブでは年下の先輩たちに囲まれることになるため、当時の和歌山大学には存在していない新しい運動部を創ろうと考えていました。
1984年のある日、宮脇はたまたま立ち寄った生協で一冊の雑誌を手にします。それこそが「タッチダウン」。何気なくページをめくっていると、ある地図が目に入りました。それは「アメリカンフットボール分布地図」。和歌山県は分布していないことを示す白色でした。「これだ!」2人が和歌山でまだ誰もやっていないアメフトをやろうと決意した瞬間でした。そして同好会として大学に登録してもうために動き始めます。教育学部の宮永教授に顧問をお願いし、さらに同好会の条件である会員15名を確保する為13名に名前を借りました。こうして実質2人だけのアメリカンフットボール同好会が発足したのです。
練習場所は、大学構内ですることは殆どなく、もっぱら和歌山城内の公園でした。環境は決して良いものではありませんでしたが、グラウンドの片隅の雑草を芝生だと言い聞かせて頑張っていました。2人だけでしたが、情熱だけは誰にも負けていないという自負がありました。
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アメリカンフットボール同好会Blue Riversを創部した。
8月に加太にて近畿大学医学部、高野山大学、和歌山大学での3校合同合宿を行った。
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主将:中谷